顔面読書
毎週水曜日の更新です


うちの駄猫 00.3.14

「町でいちばん賢い猫」リタ・メイ・ブラウン&スキニー・パイ・ブラウン
ハヤカワ文庫760円 
面白いから買いなさい!

スキニー・パイ・ブラウンはミステリー作家の猫なのである。もちろん彼女の書いたミステリーの主人公も猫。愉快ですねえ。「トラ猫ミセス・マーフィー」シリーズは3巻まで出てます。
トラ猫のミセス・マーフィーとコーギー犬のタッカーのかけ合いは絶妙!デブ猫ピュータもいい味だしてます。彼女らによると、人間は動物であることを忘れてどんどんダメになっていく種族だそうです。
猫を飼ってると、猫がなにかを訴えかけてくること、良くあります。こんな辛辣なこと考えてるのかも。鈍い飼い主と思われてるに違いありません。


母の図

00.3.7

読んだらスッキリします。自分の怒りの根元がつかめます。
「偽善系・やつらはヘンだ!」
日垣隆、文芸春秋、1238円。

怒れ!ヘンなやつらに!帯にいろんなヘンが羅列されてるのですが、高校受験の息子がいるわたしには「教育改革・偏差値追放という嘘に」をヒットでした。そうなの。そうなの。

この1年間、ずーっと怒ってたわたしですが、なんとか息子は志望校に合格しました。
愚痴をいつも聞いてくれたみなさん、ありがとう。感謝、感謝。


豆腐小僧 00.2.28

豆腐小僧!それはいったいなんじゃらほい?
妖怪好き京極夏彦好き
そしてなにより水木しげる好きは読みなさい。

荒俣宏大先生はおっしゃいました。
「10年間なりふり構わずオタクを貫けば、
          その道で花が開くであろう。」

まさしくそういう方々の面白い話が聞けます。
京極夏彦、しかも『どすこい』を楽しめた人なら、これいいですよ。

「妖怪馬鹿」
(京極夏彦・多田克己・村上健司)新潮OH!文庫、695円