顔面読書日記

毎週水曜日の更新です


図南の翼 00.2.21

ここにきて初めて
「わたしが昇山する。玉座に座るわ。」
強気の女の子が登場です。
流れてきたらここは黄海、という主人公が多いなかで、これは異色のヒロインだ。

こういう話が読みたかった。道を作れ!珠晶!!
十二国「図南の翼」小野不由美・講談社文庫・695円。


スパニエル 00.2.14

子どもの頃は犬がいた。
賢い犬だったけど、その賢さ故、わたしは下僕扱いでした。
犬を飼いたい気持ちはあるけど、家庭内の順位を気にしなくちゃいけないのは、めんどくさいなあ。

犬は人格者の飼うべき動物ですね
でも
「猫たちを救う犬」フィリップ・ゴンザレス、想思社、1500円、を読んじゃったのよ。

犬よ。犬。猫だって多頭飼いが面白いのよ。
この欲求は危険、ホントになったらダメ、ダメ。


浄水場 00.2.7

近未来SFを読んでました。
「スロー・リバー」ニコラ・グリフィス、ハヤカワ文庫、840円。
SFというよりサスペンスものかな?恋愛ものかもしれない。成長ものでもあるぞ。
近未来の社会構成がしっかり人心に反映されていて納得ものです。

ただ同性愛も異性愛も同等になっている社会設定を受け入れられないと???が連続するかも。
と思ったら作者はカミングアウトしたゲイなのだそうな。やっぱりねえ。