顔面読書日記
おそらく毎週水曜日深夜に更新
名言だ。 |
02.4.17 最初のまえがきのタイトルで、もう叫んでましたね。 まえがき-「バカが幸福になると手がつけられない」 面と向かって他人をバカ呼ばわりしたことがある。大まじめに罵倒した。 自分がバカかどうかは脇にずずーっと押しやって、とりあえず今まで出会った『バカヤロー』を頭に浮かべつつ読み進む。あの時この時、こめかみがピクピクなった理由の全てが解明される。 『まれに見るバカ』勢古浩爾・著 洋泉社新書 ¥720
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太ってあごが巨大 つい手で隠してしまう クオイル |
02.4.10 映画はさておき、この物語はひとつの答えをわたしたちに差し出してくれる。 『シッピング・ニュース』ではアダルトチルドレンだろうが、トラウマ持ちだろうが何と生きていくのさ。暗い話なのに、一本筋が通っていて気持ちいい。 『シッピング・ニュース』E・アニー・プルー作 上岡伸雄訳 集英社文庫 ¥940 |
既読感は魔法にかかった 証拠?だといいな。 |
02.3.27 『リトル・カントリー』を読んでいたときのこと。これもハリポタブームの恩恵を受けて翻訳出版となったファンタジーのひとつ。今まで読んだこともタイトルを聞いたこともございやせん。 主人公が読み始めた本は世界にたったひとつの本。読み始めると魔法の物語が。主人公の世界と本の世界が入れ子になって物語はすすんでいく。ネバーエンディングストーリーみたいなのを想像してくれ。 ここでなんとも薄気味悪い思いをしたのだ。 それから半年後、本棚整理で出てきた『夢の国』を読んで謎は一気に解決。 寂れた町、暗い海、走り回る子ども達、からす。町の変人。路地裏。閉塞感。 このふたつストーリーは全く違う。でもわたしの頭の中では双子本。 『リトル・カントリー』上下巻 チャールズ・デ・リント作 森下弓子訳 創元推理文庫 上下巻ともに¥940 楽器が得意だったらなあ。わたしがたどたどしく弾いても音楽にならない(泣) |