顔面読書日記

毎週水曜日頃更新予定


01.11.6
先週からFLASH5をいじり始めたのだけど、訳が分からないのだ。
絵を動かすどころか、絵が描けないもんね。
むきになってパソに向かい続けていたら肩が痛い。腰が痛い。ひぃひぃ。

「知識ゼロから始める、FLASH5でWEBアニメーションをつくろう!」
を購入。じっくり目を通した上での結論は、知識ゼロだと何にもできないってことです。 でもさ、これ2400円もしたのよ。
パソコン関係の参考書ってなんでこんなに高いかなあ。ああ元が取りたい。

とにかく初ムービーを完成させるまでは本断ちをすることに決定。図書館にもいかないぞ。誘惑に負けないぞ。


01.10.31
首藤瓜於「脳男」は面白い、面白い。うまいことコロッとのせられ、ひっくり返されちまいました。
その面白さを説明しようとすると、この推理小説のツボを明かしてしまうことになってしまう。困った。書けないぞ。タイトルの意味を想像してみて。
どうでもいいや、テキトーでいいさ、普段やってるこの二つはとってもすごいことなのよ。昨年の乱歩賞を取った作品です。講談社/¥1600

しかし、今日のメインイベントはNBAのシーズン開幕!
 
ウィザーズ対ニックス。ウィザースといえば、神様ジョーダンが復帰したニュースはみなさんご存知でしょ。朝の9時半から生中継を見られる幸せ。パートをやめて心底幸せ。

この日のために「マイケル・ジョーダン物語」を借りてきたのよ。

ブルズ時代、試合中のコートは彼にとって一番プライベートを保てる場所だったのだそうな。ラインを超えて、近寄ってくる人も話しかけてくる人もいない静かな場所。
今日、コートの上に立ったジョーダンは何を感じてたんだろう。ボブ・グリーンにぜひともマイケル・ジョーダン物語パート2を書いてもらわねば。
マイケル・ジョーダン物語/ボブ・グリーン/菊谷匡祐・訳
集英社/¥2000


図書館員の憂鬱

01.10.25
今日は図書館でゆっくり本が選べた有意義な日。5冊ほど抱えて窓際のベンチに座って本に没頭しておりました。図書館は静かで良いよね。

ところが沈黙を破る子どもの歓声。ばたばた走り回る足音。

うーん、こりゃいっちょうオバサンが説教してやらねばと思いましたね。そしたらなんと、書棚と書棚の間から小学生がわらわら湧いてくるではありませんか。しかもその小学生達は、私めがけて走って来るではないの。

えっどうした?
何がなんだかわからないぞ。
図書館で小学生がオバサン狩り?

あっという間にとりかこまれてしまったよ。しかし彼らの目線はわたしじゃなくって、もっと下の方。ありゃま、わたしのスニーカーの傍らには一匹のネズミが。ネズミはどうやら隠れた気分になってる様子。
踏んでいいのか? 
蹴っていいのか?
それとも、子ども達の誰かがこいつの飼い主なのか?

次の瞬間、ネズミはわたしの足の間をすり抜け、雑誌台の隅へ。小学生達、歓声と共に移動。そこに若手の図書館員が、掃除用ブラシとちりとりで完全武装して登場!
子ども達の声援を背に、敢然とネズミに立ち向かった。数分後、捕獲大成功。
パチパチパチ。思わず、まわりから拍手喝采がおこった。
で、図書館員の力無い一言。

「これ、どうすんだあ・・・」
ホントにどうしたんでしょうね。

びっくりしたのがもうひとつ、このとき読みふけっていたのは「神に追われて」ってタイトルだったのよ。帯には「逃げても、逃げても、神は追ってくる。」
目の前では[子どもに追われて]、手元には[神に追われて]すっごい偶然だなあ。

神に追われて・谷川健一/新潮社/¥1500

沖縄の離島に在するシャーマンの話。ここでのシャーマンは、望んでなれるものではなく、神に強引にシャーマンとして召し上げられてしまうのだ。それは強引で脅迫じみてるのである。普通の生活を望んでも、ことごとく道を絶たれ、神の命に従うまでは、自分にも家族にも不可解な不幸が降り注ぐのである。
著者の谷川健一氏は民俗学の権威と帯にあるんだけど、そちら方面にうといわたしはよくわからないのである。あとがきのないこの本は、フィクションなのか、実在の人物からの聞き書きなのかもよくわからない。もし、谷川健一氏、沖縄のユタに関して情報をお持ちの方がおいででしたら、教えてください。