顔面読書日記
毎週水曜日の更新です


くたびれたぜ

01.6.27
今週は何を紹介するか非常に悩んでしまう。面白かったもの目白押しだったのよ。

ん〜、まずは「夜のフロスト」
詳しくは言いません。コレについて語り出すとキリがないだけでなく、
「これを読んで面白くないなんて言う奴には、●●の●●に●●●●を突っ込んでやれ」
伏せ字の世界に突入。品性下劣の極み。品のよろしいお客さんにそっぽ向かれてしまう。
R・D・ウィングフィールド/芹澤恵訳/創元推理/¥1300

「シカゴよりこわい町」
豪傑ばあさん登場!はあーっ、かっこいいったらないのよ。わたしも年寄りになったら、この線で行きたいが、今のこの可愛いワタクシでは高望みだろうか。
そろそろ「ガンツケ」の練習を始めた方がいいかもしれない。
ロバート・R・マキャモンの「少年時代」をちょっと思い出しちゃった。
リチャード・ペック/斉藤倫子訳/東京創元社/¥1900

「天地のはざま」
シリーズ3作目。頭からしっぽの先まで縄文顔のわたしとしては、悲しい結末が待ってるのではと気が気じゃない。次作で完結。東逸子の描く、月の息子、シクイルケは美しいです。
たつみや章/講談社/¥1600

後は、本の話でいずれ・・・(何時になるんだ?)
読書しすぎでへとへと状態。今週はなんだかんだ色々ありすぎたよ。はっふー。


まぬけな遺伝子

01.6.20
NBAが終わってしまって、夫婦そろって虚脱状態。
でリラックスできる一冊を。
「ダーウィン賞!」ウェンディー・ノースカット/橋本恵訳
講談社・¥1400

副題が「究極に愚かな人たちが人類を進化させる」です。はてな?でしょ。愚かでなんで進化するわけ?
究極の愚かさのために、自分の遺伝子を後に残すことができなかったことで、人類の遺伝子プールからおのれの愚かな遺伝子を消し、人類の進化に貢献という、非常にブラックな意味合いなのですね。

なんて非人道的な!と憤慨めさるな。読み進めばわかります。
「はじめに」は大爆笑できます。栄えある受賞者の面々に至っては・・・
トホホ、こんな死に方しちゃうわけですか、それはあんた、生まれたかいがないではありませんの。
笑われても仕方のない死に方って・・・あるのですね。

わたし、ダーウィン賞候補にならない死に方をしたいとしみじみと思いますね。まず大丈夫と思いつつ、後頭部によぎるヒヤリ感。鳥好き男や唾吐き男、エレベーターのぞき込み男の二の舞にならぬよう気をつけねばいけません。
これを読んで、他人に後ろ指さされない死に方を目指しましょう

アメリカのWEBサイトの「ダーウィン賞」をまとめたものです。
英語が堪能な方ぜひ挑戦してちょーだい。投稿をうけつけてるようです。
わたしは歯が立ちませんでした。くやし〜。


01.6.13
先週は大変失礼いたしました。といいつつ時計を見ればすでに深夜12時を回っている!
今週読んでいたのは、
「クッキング・ママの告訴状」ダイアン・デヴィットソン・加藤洋子訳
集英社文庫・¥724


ケータリング業を生業とする、バツイチの主婦ゴルディ。レシピがついてます。
料理を山ほど作り上げながら頭のなかは事件の推理でいっぱい。
世界一タフな料理人、ゴルディばんざい!
辛いときには料理をして冷静さをとりもどし、落ち込んだときにはおいしいものを食べて、心を落ち着かせる。
わたし、このシリーズが好きなんですよ。特にね、体調が悪かったり気持ちが下降線気味でお料理なんてめんどくさい!なんて時には強い味方なんだな。
料理心をあおってくれます。

それにしても出てくるチョコクッキーやシナモンロールの美味しそうなことよ・・・レシピを見るとあまりの高カロリーに卒倒しそうになるんだけどね。
快楽には危険がつきものなのさ。

本書はクッキングママ・シリーズ9作目。1冊目は「クッキングママは名探偵」です。