繁栄する三時草(照波)

三時草は別名照波と呼ばれる多肉植物である。
タンポポのようなキラキラした黄色の花がとても愛らしい。多肉質の葉は元気よく四方に突っ張っている。どことなくカニっぽい。
体内時計が正確で、春夏秋、午後三時頃に花を開く。

三時草(照波)
朝の三時草は花を閉じている
三時草(照波)
午後三時から日暮れまで黄色に輝く花弁を開く。陽に当たったキラキラは格別です。

一昨年、pontaさんから三時草をほんのひと株もらった。
株分けしてくれる間、彼女は、いかに三時草が素晴らしい植物かを解説し続けていた。
「花が可愛いし、丈夫だし、乾燥強風のベランダにも負けないよ〜」
pontaさんが言った三時草の素晴らしさはどれも本当だった。

多肉植物は丈夫なものが多いけれど、コレはその中でも性質繁殖力がぬきんでている。
子宝草に匹敵するくらいに強靱だ。
結果、抜いても抜いても二ヶ月もすると大鉢がぎっちぎちに膨れあがるのだ。
思わぬ弱点である。
思いがいたらなかった弱点がもうひとつ。午後三時から咲く花は日の暮れと共に閉じてしまい、どんなに愛らしくとも外出していたら見られない。

なんということでしょう!

間引きした株はゴミ箱にいれるに忍びなく、pontaさんにならい
「花が可愛いし、丈夫だし、乾燥強風のベランダにも負けないよ〜」
と言いつつ、もらい手を捜す羽目となった。
多少削ってはあるが本当のことなので自信を持ってオススメできる。
おそらくpontaさんも先人から同じセールストークで株を配られたに違いない。
今頃わたしの友人達も
「花が可愛いし、丈夫だし、乾燥強風のベランダにも負けないよ〜」
といいつつもらい手を捜しているはずだ。

ここしばらく気温が上がってきたせいか、三時草がつぼみを上げてきた。
覚悟を決めて(というほど大げさなものではないけれど)株分けして植え替えることにした。
ちょうど焼き上がってきたミニ鉢がいくつもあるので、それに植え付けた。
5月の恒例陶芸祭の即売会に並べようと思う。

これで花がついたら可愛いんじゃないかしら。

三時草(照波)
小鉢に植え替えた三時草。5月までにぎっちぎちになりそう。

こちらは受け皿付き。

三時草(照波)
室内でも鑑賞できるよう、受け皿もつけた。

株分けして風通しが良くなったもとの鉢。

三時草(照波)
半年後にはぎっちぎち。