リトープスの脱皮

リトープスの脱皮を観察していると、以前読んだSFを思い出す。

リトープス
古い身体を脱ぎ捨て、みずみずしく変身していく。リトープスは動物を感じさせる植物。

そのSFにおける重要なアイディアのひとつが、ヒトの老化についての新解釈だった。その小説においては、ヒトは老化の過程で、皮膚に弾力がなくなり筋肉が拘縮していくが、実はこれはサナギになるための準備。不完全な種になってしまった人類はサナギになりきれず死を迎えてしまう。残念です。
ほんとうはより強靱な肉体になってサナギから飛び出すはずだったのにねえ。まとこに残念です。

老化にファンタジー要素を見いだすなんて!
老いは萎んでいく過程ではなく、次の段階へ進む準備期間だと考えると、鏡に映った50代の顔も身体も寂しくない。勇気が湧く(笑)

うちのベランダのリトープスが、冬の間に着々と次の肉体への準備をしていて、見る度にそのSFを思い出すのだ。

昨年11月に購入したリトープス二株。
pontaさんのリトープス熱が伝染して、つい衝動買いをしてしまった。
石ころに擬態してる植物らしい。色や形が微妙に違うのが面白いところ。

リトープス日輪玉&紫勲
左が日輪玉。右が紫勲。

左の両端まで切れ込みが入っている日輪玉はむっちり赤い。

日輪玉
赤みの強い日輪玉。ふっくらむっちり。

以後日輪玉の生育の様子。

2月3日の日輪玉

リトープス日輪玉
購入してほぼ三ヶ月、寒さにも負けずむっちり度が増している日輪玉。切れ込みの真ん中から割れてきた。

2月12日の日輪玉

リトープス日輪玉
朝見たら割れていました。夜間に頑張ったらしい。メリメリメリッと音がしそう。
リトープス日輪玉
親知らずを思い出させる、生々しさ。

2月27日の日輪玉
どどーーーん!

リトープス
古い身体を脱ぎ捨て、みずみずしく変身していく。リトープスは動物を感じさせる植物。

日輪玉はリトープスの中では丈夫な普及品らしく、たまの水やりだけで順調に生育している。
一方の紫勲は足踏み状態。

購入した11月当時の紫勲。緑がかったグレーの色合いと、エッジ効いてる形がクール。

リトープス紫勲
切れ込みは短いが深く、すでに中がほんの少しだけ覗ける。

以下、紫勲の生育の様子。

2月3日の紫勲

リトープス紫勲
あわわ。しわしわ。色もどんどん赤みを帯びて日輪玉と同じ感じに。

老女の手の甲みたいになってしまったので、日輪玉よりも水やり回数を増やした。色の変化は寒さによる紅葉かと思う。

2月12日の紫勲

この日の朝、日輪玉はぱっかーんしたが、紫勲はしわと戦っている。

リトープス紫勲
相変わらずしわっぽい。

2月27日の紫勲

水やり回数を少しだけ増やしらふっくらしてきた。口の両側を引っ張る力にじっと耐えているようだ。

リトープス紫勲
しわが取れてきた? 人間なら口元の小じわが目立たなくなってうれしいが、代わりに法令線が目立ってきてなんなのコレと嘆く状態かと思う。

3月14日(今日)の紫勲
口の両サイドが切れてきてる・・・ いよいよ脱皮するのか?
日輪玉は親知らずを思い出させたが、これは口角炎をイメージさせる。

リトープス紫勲
割れ目の端っこがじわりと切れてきている!

紫勲は動きがないなあと思っていたけれど、こうしてまとめてみると、じわりじわりと脱皮準備を進めているのがわかる。

日輪玉と紫勲は同じリトープスだけれど、脱皮の過程が違うのもわかった。
日輪玉は最初にカッターの背で折れ目を作っておいてそれをじわりじわりと開く感じ。
紫勲は、最初に深く切れ込みを入れて、それをこじ開けていく感じ。
どっちにしても痛そうなのは同じである。
わたしも背中の切れ込みから新しいからだが出てくればいいのになあなどと妄想させるのも同じである。
生々しい石ころ、それがリトープス。

 

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