顔面読書日記

毎週水曜日の更新です。今週はどんな本を読んだでしょうか。


00.12.20

ああ、もう大晦日がせまってしまったよ。
年賀状の宛名書きがまだ残ってるだよ
仕事もめちゃくちゃ忙しい時期だというのに性懲りなく読書してる。

「道祖土家の猿嫁」板東真砂子、講談社、1800円。
道祖土は「さいど」と読みます。

誰でも、その中に語られるべき物語が詰まってるのだなあ。

本筋には関係ないけど、堂々と野外で放尿したくなりましたよ。
こんな感想、わたしだけでしょうか?


00.12.13

「さようなら女達」大島弓子、白泉社文庫581円を読み直してました。以前マンガが好きといったとおり、少女マンガの王道です。
先週の「オーウェンズ家の魔女姉妹」の余韻が残っていたせいもあって、うるうるきてます。意外にも。

真摯な気持ち、まだ残ってるかな・・・・。

少女時代からの長いおつき合い。外見は頑丈でも心は乙女なのさっ。
この後に金子みすゞの童謡集なんて読んだら、それこそもう号泣するんじゃなかろうか。

大島弓子ばりに、『かあさま』もしくは『かあさん』が理想でした。うひゃひゃ。
かなわないから美しいのね。


ライラック 00.12.6
寒い、寒い。毎日猛吹雪の北海道とは比べようもないけど、埼玉も寒い!せめて読書はあったかいものをと、図書館で漁ってきました。
「オーウェンズ家の魔女姉妹」アリス・ホフマン、集英社2300円。
サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンの顔合わせで映画化されてるので、そちらで見た方もいるでしょう。果たしてこの物語の行き着く先は?魔女でなくとも、二人姉妹の姉か妹であれば、経験上想像がつくのではないでしょうか。
あたたかいばかりでは済まないよねえ・・・。しかもこの物語、親子2代にわたる二人姉妹関係ですから。全国の二人姉妹諸君、ぜひ読んでみてくれ。